ボランティアバンドのすすめ ①
ということで、新シリーズ「ボランティアバンドのすすめ」です。
どんな展開になるか、私にもわかりません・・。
とりあえず、私の昔話から始めてみます。
私は中学2年からバンドを組んでいて、その後大学卒業までバンド活動が続きました。
ライブハウスに出させてもらったりしていたのですが、店の方から色々言われるのです。
まあアドバイスしてくれているのですが、ある意味「ダメ出し」なわけで。
毎回続くと、げんなりしてくるのです。
お客さんは対バン(他の出演バンド)のお客さんがほとんどで、まあ前座ですね。
「早く終わって次始まらないかなー」という空気感の中で演奏するわけです。
(まあこれは若干被害妄想かもしれませんが)
言われたアドバイスを、次回までに何とかしなきゃ・・というプレッシャーも重なり、バンドをやっていることが楽しくなくなり、さらには苦痛になってしまったのです。
で、辞めました。
さらにはギター弾くのも嫌になってしまい、その後10年間ぐらいは本当に触ることすらありませんでした・・。
時は流れ、とある介護施設で働いていた頃、クリスマス会で職員バンドをやろう!という話になりました。
ギターとかピアノとかボーカルとかはまあいるし、タンバリンぐらいならとりあえず誰でもできるのでリズムもいる。
で、「じゃあベース弾こうか?」ということでベース担当に。
演奏は当然ながらグダグダでしたが、皆さんめっちゃ楽しんでくれて。
我々も本当に楽しくて、終わった後は充実感もありました。
「ああ、バンド楽しいなー!」という感覚を、ずいぶん久しぶりに味わったのです。
その後音楽活動を再開した私は、ネットでメンバーを集め、気楽な「遊びバンド」を始めました。
「酒飲みながらゆるーく演奏する(スタジオで)」という、私の好きな酒と音楽のミクスチャー。(よく覚えていないけど、あのスタジオは酒飲んで良かったのだろうか?)
このバンドは特に人前で演奏することを目的にしていなかったのですが、「職場のお年寄りたちに楽しんでもらいたいな・・」という想いがあり、2回ほど演奏させてもらいました。
これがまた、めっちゃ喜んでくれるわけです。皆さん本当に楽しそうで。
その後、ライブハウスでやりたいというメンバーの声に応えて、ライブハウスで演奏することになりましたが・・
・・全く楽しくない(まあ客もほとんどいませんでしたが)。
そんなこんなで、急速にこのバンドへの熱意が冷めてしまいました。
バンマスの私が動かなくなったことで、活動は止まり、そして消滅していきました。
(当時のメンバーの皆さん、すいませんでした)
私の気持ちは「お年寄りたちに楽しんでもらえる、喜んでもらえるバンドをやりたい!」という方向に固まっていたのです。
で、「ボランティアバンドをやりませんか?」というメンバー募集を出し、集まったメンバー4人で開始したのが「ざ・ちゃんどら~」でした。
・・以降は「バイオグラフィー」に書いてある通りです。
ボランティアバンドの魅力は、何といっても「自分達の演奏でお客さんが楽しみ、喜び、笑顔になってくれる」ことに尽きます。
これが、私にボランティアバンドを始めさせ、さらにその後15年近くに渡って続けさせている原動力なのです。
もちろんボランティアじゃなくても、お客さんに楽しんでもらったり、喜んでもらったりできるバンドはたくさんあります。
プロなんて、正にそうですしね。
でもそれには、それなりの高いハードルがあるわけで。
その点、ボランティアバンドは、拙い演奏でも喜んでもらえるのです。
というか、上手い演奏なんて誰も期待していないのです。
(まああんまり酷いのはダメでしょうが・・)
この点もまた、ボランティアバンドの魅力です。
とはいえ、ボランティアバンドなら何でも喜んでもらえる、というわけではありません。
次回は、その辺りを書いてみたいと思います。
おっ! 何かシリーズっぽくなって来ましたね~
(次回につづく)
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